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氷菓 (小説)[ひょうか]
『氷菓』(ひょうか)は、2001年11月に刊行された米澤穂信の推理小説。 == 概要 == 『〈古典部〉シリーズ』第1作であり、第5回角川学園小説大賞内で新設されたヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞後、角川スニーカー文庫〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉から刊行された著者のデビュー作である。文庫版の英題は「You can't escape」で、後に「The niece of time」へと変更された。元々は賞への投稿を意識して自身のサイト上で公開し、オンライン小説を公開するホームページのポータルサイトでミステリー部門の1位を取ったこともある連作短編形式の小説であり、賞への投稿の際に長編に改編された。 古典部の結成から、古典部の前に現れる日常の謎を連作的に展開しながら古典部部長・千反田えるの伯父・関谷純に関わる過去に纏わる謎を解いていくまでの高校入学の4月から夏休みに入って間もない7月末の出来事を描く。本作では、著者が小説家を目指すきっかけとなった北村薫著『六の宮の姫君』のようにテキスト・クリティークを重ねてミステリを作る手法と、後半ではアントニー・バークリー著『毒入りチョコレート事件』の要素が取り入れられている〔。 ; アニメ版との差異 2012年、『〈古典部〉シリーズ』が『氷菓』のタイトルでアニメ化された際は、アニメの第1話から第5話の間で本作のストーリーが展開されたが、時系列は4月から6月頃までの間となっており、関谷純の身に起きた「33年前の出来事」が「45年前の出来事」へと変更されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「氷菓 (小説)」の詳細全文を読む
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